時は流れる
来年は2000年。0が3つも続く年というのは西暦が始まってから2回目、というまことに珍しい年だ。世間では大騒ぎしているがそれほどのことだろうか、と思う人も多くいると思う。そんなばからしいこと、と実は僕も思っていた。しかし、もう少し考えてみよう。
「2000年1月1日」であろうと、「1998年1月1日」であろうと、時間の重みは変わらない。同じような正月がやってくるだけだ。だから取り上げて騒ぐほどのことではない。そう考えることもあるだろう。
しかし、その論理は少し間違っていることに気づいた。同じ正月がやってくることは、絶対にないのだ。同じようでも同じではない。言うまでもないが、今この瞬間は二度と戻ってくることがなく、一時一時はとても重要なものなのだ。いつもは、それを忘れてしまっているだけのこと。
2000年という年は、その重要さを認識させてくれる。「こんな年は1000年に一度しかないんだ」と思うことで、時間の貴重さを実感することができる。それだけでも貴重ではないか。人が騒ぐのも当たり前なんだ。
風邪
この数日、風邪を引いてしまった。風邪を決定づけたのは忘年会だった。本当だったら出たくなかったのだが、お金を預かっていたのでしかたない。忘年会の帰りに雪に降られ、傘もささずに自転車で帰ったのが決定的だった。
自分の体は自分がよく知っている、というのは嘘だと思う。確かに、調子が悪いな程度なら分かるけれど、どれくらい無理がきくかなんて分かるもんじゃない。今回が特にそうだった。これくらいの無理ならきくと思っていたが、甘かった。
一人暮らしで風邪を引くと、一番大変なのが食事だ。病気の体にコンビニ弁当というわけにもいかないし、かといって冷たい水に手をつける気にもならない。結局、炊いたご飯とコンビニのおでんで済ませた。
食事といい、風邪を引いて良いことは何一つ無いが、今回に限っては一つあった。世間がクリスマスに浮かれていることを気にすることなく、一人のクリスマスを平和に過ごすことができた事だ。気が紛れて良いもんだ。