2000年01月2週分
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2000/1/14 [金]

先生(上)

今日は久しぶりに働いた。学生バイトの王道とも言える「家庭教師」をしてきた。中学生に教えるのは2年ぶりの事になる。昔の勘が戻るかどうか不安だったが、まあ何とかなっただろう。

教える仕事というのは一筋縄ではいかないもので、簡単なものこそ説明するのが難しい。分かっていることと、わかりやすく教えることとは全く違うことだと、つくづく感じる。その難しさを乗り越え、生徒が理解してくれたときの喜びは格別だ。

登校拒否になった先生のいく養成所をテレビで取り上げていたことがあった。学校でひどい目にあったにもかかわらず、なぜもう一度教壇に立ちたいのか、という質問に、ある先生が「生徒が、分かった!、と言ってくれたときの喜びが忘れられないから」と答えた。中毒になってしまうほど、生徒のその一言は気持ちがいい。

先生という職業についてはさらに言いたいことがあるので、明日も続きを書きます。


2000/1/12 [水]

手洗い

仙台に帰ってきてから始めたことがある。家に帰ってきてから、必ず手を洗うことだ。しかも、ただの水で洗うのではなく、市販のハンドソープを使う。

帰省時に訪ねた友人の家で、風邪の予防にはこれがいいんだ、と薦められたのがきっかけだった。こうやって手を洗うと良いんだよ、と実演しながら熱心に教えてくれた。友人に言わせると、手のひらに爪をこすりつけるのがみそなのだそうだ。それほど言うのなら、と始めてみた。

何気なく始めたことだったが、これが案外気持ちいい。実演してくれた友人には悪いのだが、実際に殺菌されているかはあまり関係がない。それよりも心理的なものが大きい。一度洗うことによって手に清潔感が広がる。手の汚れが取れた、という心理的な安心感がとても良い。

そんな安心感を知ってから、理解できる(ような気がする)話が一つある。それは、精神的に追いつめられた人が何度も手を洗う、と言う話だ。手を洗って汚れを取りたい、と思うのに違いない。しかし、洗っても洗っても、手が汚れている気がするのだろう。さぞ落ち着かないことだろうと想像する。


2000/1/10 [月]

成人式

今日は成人式らしく、街で晴れ着姿の女性を多く目にした。普段滅多に着ない晴れ着を着ているから、女性だけが目立っている。男性も羽織を着るかもしれないが、そのまま街に繰り出すことは無いだろう。見せびらかすことが出来るのだから、女ってうらやましいと思う。男が背広を自慢したところで、むなしいだけだ。

成人式はさながら同窓会のようになるもので、成人した喜びと言うよりも、昔の同級生の顔を見に行くというのが主な目的になるものだろう。小学校時代の顔を見ても、それと分からないくらいに変わってしまう人もたくさんいる。昔のままの人もいたりして、顔を見るだけでも十分面白い。今何をしているのかも、やっぱり気になる。

去年仙台で行われた成人式は、ニュースに言わせるとひどいものだったらしい。講演中というのにざわざわしていたというのだから、一般的に考えたらひどい。ただ、久しぶりにあうことが出来た昔の友達と顔を合わせておきながら、つまらない講演をじっと聴いているのは至難の業かもしれない。

心中お察しします。ただ、もうちょっと我慢してもいいかもね。


2000/1/9 [日]

各駅停車の旅

仙台へ来てから初めての帰省の時、ものは試しと在来線の各駅停車で帰ってみたことがある。時刻表では6〜7時間ほどなのだが、そのときに限って事故があり、結局10時間ほどかかってしまった。家についたときにはくたくただった記憶がある。

それ以来、帰省には各駅停車を使うことがなかったのだが、時間にかなりの余裕があった今回、各駅停車を利用してみた。失敗の内容に、時刻表を見て乗り換えの少ないものを選んだし、暇つぶしの本も用意した。

準備がよかったせいか、快適な電車の旅をすることが出来た。車内はすいていたし、思いがけないイベントもあってたいして飽きなかった。そして何より、疲れなかったのが大きい。乗り換えの多さは体力を奪うもんだと実感した。

ただ、次回は常磐線の急行か新幹線を使うことになるだろうなあ。毎回各駅停車は、それもまたつまらない。


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本草 芥子。 kenstarmx1.freemail.ne.jp