時速120kmの壁
ゴールデンウィークを利用して、名古屋まで行ってきた。 途中、バイクで高速道路を利用した。 ある程度予想はしたけれど、街と高速とは違う世界だ。 周りの車のスピードに体がこわばる。
スピードが速いのは周りだけではない。 自分自身、ハンドルから手を離すことができないくらい速い。 ちょっとでも横に出すと、すさまじい風圧を受けて、 バランスを崩しそうになる。 ズボンのすそが細かくはためき、 へルメットを通して聞こえるのはすごい風の音だけ。 財布などは、ズボンのポケットではなく、 ボタン付の上着のポケットに厳重にいれないと落ち着かない。
危機感を感じる境、壁は120km近くにある。 これ以上のスピードはそうそう出すことができなかった。 脇をすごい勢いで抜けて行くバイクを見たけれど、 とうてい僕にはまねできない。
こんな風に、行きは命の危険すらも考えたけれど、 帰りは慣れたせいか落ち着いて運転することができた。 やっぱり人間、最後にものを言うのは慣れだろうか。
家についてへルメットをとったら、なぜか首が痛い。 前からの風に耐えるのに、首の筋肉が酷使されたのだった。