中国(上)
文化の違いを強烈に感じたのが、中国で本屋に入ったときだった。 工業技術などに関係する書物が多くある本屋だったのだが、 置いてある本を見てびっくりした。 売り物のはずなのに、表紙の角は折れ曲がり、脇は黒ずんで、 触った感触は砂がついているようにざらざらしている。 日本では古本屋でも見掛けないようなボロさなのだが、 それを買うのが当然であるかのように置いてある。
また、立ち読みのマナーはひどく、 手に持たないで置いたままページをめくっている。 通路で数人で固まって、討論していたりするもする。 周りに気を使おうという気がないようだ。 図書館がわりに使っているのかもしれない。
その店で地図を一冊買ったのだが、店員の態度もひどい。 カバーなどは当然つけてくれず、レシートも適当に投げつけられる。 あとで確認したら、おつりも間違っていた。
売っている本は、日本で売っている内容と大差ないが、 テレビの配線図が置いてあることには驚いた。 部品さえそろえれば、その図を見て組み立てることができる。 修理屋のために置かれているのかもしれない。例に漏れず、 その本も全て汚かった。 中国で新刊を宅配する企業があらわれたら、人気になるのは間違いない。
休暇
最近忙しい日々がつづいていた。 せっぱ詰まっていて、追い詰められた気分で 気持ちに全く余裕がなかった。 旅行など論外だった。
しかし、両親から家族で3月に旅行に行こうと言われていたこともあり、 3月2日から中国へ数日行った。 無理やり連れていかれた感もある旅行だったが、 とにかく日常生活のことは全て忘れる、というコンセプトで 楽しんできた。
そのせいもあって、気分が以前よりも軽くなった気がする。 日常生活を忘れるということは、とても素晴らしいことだろう。 これからやるべきことを考えると、重い気分になってしまうが、 旅行に行ってきた意義は非常にあった。
ところで、中国で面白いと感じたのは、中国人気質と看板だ。 割り込みは当然で整列乗車はありえない。 日本人であればうっとうしいと思うようなしつこさがある。 また、日本企業や欧米の企業も多数進出していて、 絵柄は同じでカタカナが漢字表記に改められている看板を見ると、 なるほどそうやって訳すんだ、と思ったりする。
そんな話を次回しようかと思っています。